挨拶・設立の経緯・沿革
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当医会の会長からのご挨拶と当医会の設立の経緯・沿革を掲載しております。

会長挨拶

 

 平成28年6月11日に開催されました公益社団法人日本小児科医会社員総会におきまして会長に就任させていただきました。新たな役員も選出され、平成30年開催の総会まで日本小児科医会の運営を担当することになりますのでよろしくお願い申し上げます。

 

 日本小児科医会は昭和59年5月18日発足以来今日まで、わが国の子どもたちの健康を守るために、沢山の事業を遂行してまいりました。会内に、公衆衛生委員会、乳幼児学校保健委員会、「子どもの心」対策委員会、国際委員会、小児救急医療委員会などを設置して日本小児科学会、日本小児保健協会、日本医師会などと協力して子育てや子育ちのより良い環境作りに現在も最大限の努力をしております。

 

 「子どもの心」対策委員会では、研修会を定期的に開催することで「子どもの心相談医」を約1,000名誕生させ全国の子どもの発達障害などの相談に当っております。公衆衛生委員会は予防接種の普及と会員への最新の情報伝達に努力しております。乳幼児学校保健委員会は、学校医や園医、嘱託医が学校や幼稚園、保育園での問題解決をなし得るよう研修の場を提供しております。国際委員会は主に海外で生活している子どもたちの健康維持に努め、小児救急医療委員会は♯8000事業を全国展開することで、小児時間外診療の充実に寄与しております。

 

 このように、日本小児科医会の事業は多岐にわたっておりますが、最重要課題は「成育基本法の制定」であります。成育基本法とは胎児期から新生児期、乳幼児期、学童期、思春期を経て次世代を育成する成人期までに至る「人のライフサイクル」の過程に生じるさまざまな健康問題を包括的に捉え、適切に対応する法律です。この主な目的は、子育てを社会全体の問題として捉え皆で支援することであります。そのためには、地域の小児医療を担っている小児科医の努力が必要であり重い責任を担っていると感じております。

 日本小児科医会では、新たに「地域総合小児医療認定医制度」を発足させ、子どものかかりつけ医として日本小児科医会会員が活躍することを願っております。

 

 日本小児科医会は、これからも子どもたちの健康を守るために努力してまいります。国民の皆様と会員各位のご支援とご指導をよろしくお願い申し上げます。

 

(平成28年10月5日 更新)

公益社団法人 日本小児科医会

会長 松平 隆光

設立の経緯

 1979年(昭和54年)1月21日、日本小児科学会理事長は、小児医療全般にわたる医療体制の確立を目指して、同学会社会保険委員会に対し小児医療改善に関する重要事項6項目の諮問をしました。同委員会はこれを受けて検討を重ねた結果、1980年(昭和55年)2月3日「小児医療改善に関する答申」を出しました。その中の第5項目に「全国的小児科医会の結成」があり、これが日本小児科医会の芽生えです。

 以後、全国小児科医会連絡会が開催され、1983年(昭和58年)に日本小児科医会設立準備委員会が発足し、1984年(昭和59年)5月18日に日本小児科医会が創立され、初代会長に内藤壽七郎が就任しました。
 小児医療改善のための事業を中心に積極的な事業展開を続けると共に、国際的にもWHOのEPI活動へ協力、ラオスのポリオ撲滅に関するJICAの活動に参画・資金援助、中国と日中育児研究会開催などの活動をしてきました。
 1997年(平成9年)に14年間会長を務めた内藤壽七郎が辞任、後任として天野 曄、2002年(平成14年)より師 研也、2006年(平成18年)より保科 清、2012年(平成24年)より松平 隆光が会長に就任し、現在に至っております。
 近年不登校、いじめなどの問題が叫ばれ、神戸の事件をきっかけにして小児科医にできることがあるはずだと、子どもの心対策委員会が設置され、1999年(平成11年)より「子どもの心相談医」制度を設置いたしました。子どもの心相談医の研鑽を計るため、毎年「子どもの心」研修会を開催しております。
 2000年(平成12年)12月11日、厚生省から正式に社団法人 日本小児科医会として認可されました。 その後、2011年(平成23年)4月1日に一般社団法人 日本小児科医会に移行、2015年(平成27年)に公益社団法人 日本小児科医会に移行しております。

沿革

1984年   5月 日本小児科医会 創立(初代会長に内藤壽七郎)
1984年   7月 日本小児科医会 創立記念ニュース発行
1985年   3月 日本小児科医会ニュース 創刊第1号発行
1986年   1月 日本小児科医会会報 創刊
1987年   1月 予防接種・乳幼児健診等公益事業非課税措置要望書
1989年   9月 「医療保険をめぐる諸情勢について」講演会
1990年   6月 WHO予防接種拡大計画担当者のためのワークショップにアドバイザーとして参加
1991年   8月 バングラディシュ小児科学会の要望によりサイクロン被害の子どもたちに20万円寄付
1993年   5月 ラオスのポリオ撲滅協力募金(3年間継続支援)
1993年 12月 日本小児科医会会報が郵政省学術刊行物指定を受ける
1995年   1月 阪神・淡路大震災被災地へ特殊ミルク等支援開始とともに義援金を募集
1995年   9月 ベトナムにおけるJICA結核予防接種計画に対して5千ドルの支援(パスツール研究所より感謝状)
1996年   2月 中国雲南省大地震被害救援のため粉ミルク支援
1997年   8月 「子どもの心」対策委員会を立ち上げ
  厚生省児童家庭局母子保健課と共同で“子育て支援ビデオ”を作成
1999年6/7月 第1回「子どもの心」研修会(内閣総理大臣より挨拶)
2001年 11月 第1回思春期の臨床講習会(厚労省・文科省・日医会長より祝辞)
2003年   1月 福祉医療機構助成事業「タバコから子どもを守ろう」公開講座およびポスター・リーフレット作成・配布
2004年   3月 健やか親子21平成15年度活動で「子どもの予防接種週間」とし、
  麻疹ワクチン接種運動を展開(以後定着化)
2004年 10月 新潟県中越地震による被災地に見舞金と外来小児科学会作成のPTSD冊子を印刷してを送付
2004年 10月 小児医療のグランドデザイン(会報28号掲載)
2005年   9月 子どもとメディアに関する啓発ポスター作成・配布
2011年   3月 東日本大震災被災地に紙おむつ・粉ミルク等を贈ると同時に義援金募集開始(5年間事業)
2011年   4月 一般社団法人日本小児科医会として登記
2012年 10月 “小児保健法”ポスター作成・配布
2013年 11月 『成育基本法制定に向けて』 - 子どもの将来、日本の未来 -
2014年   1月 “スマホに子守りをさせないで”ポスター作成・配布
2014年   6月 第25回 日本小児科医会総会フォーラム
   復興を担う子どもたちのために ~ 小児医療の温故知新 ~
2015年   4月 公益社団法人日本小児科医会として登記
2015年   6月 第26回 日本小児科医会総会フォーラム
   「地域で支える子どもの育ちと子育て -産婦人科医、行政等との協働-」
2015年 10月 第10回市民公開フォーラム (共催:文京区)
   スマホ社会の落とし穴 ~ 子どもの脳とからだに異変が!~
2015年 11月 日本小児科医会 創立30周年記念式典・祝賀会 
2016年   3月 当ホームページリニューアル 
2016年   6月 第27回 日本小児科医会総会フォーラム
   「子どもたちの すこやかな体、やすらかな心を願い行動する」
2016年   9月  日本小児科医会が提唱する「成育基本法」についての意見広告を毎日新聞(9月30日朝刊)に掲載  
2017年   6月 第28回 日本小児科医会総会フォーラム
   「~社会は子どもたちを育て、子どもたちは社会を育てる~」