第35回日本小児科医会総会フォーラムin埼玉を担当して
第35回日本小児科医会総会フォーラムin埼玉を担当して
第35回日本小児科医会総会フォーラム会頭
埼玉県小児科医会会長
小林 敏宏
「第35回日本小児科医会総会フォーラム in埼玉」を2024年6月8日(土)、9日(日)さいたま市の大宮ソニックシテイにて開催致しました。また、7月1日からはオンデマンド配信も開始しました。新たな参加登録も可能になっております。ぜひこの機会にご視聴下さい。
さて、フォーラムを現地にて参加して頂きました会員の先生方、こども達を見守り支援しておられる多くの職種の皆様方、心より感謝申し上げます。今回は、メインテーマを「一人ひとりが日本の宝、世界の宝。多職種で支えよう日本のこども達」と設定し、多職種のオール埼玉の布陣で開催に臨みました。
開催形式は、現地、オンデマンドのハイブリッド形式とし、小児科医だけではなく、メデイカルスタッフも参加して頂きたい企画を多数用意いたしました。具体的には、特別企画として日本小児科学会の岡明前会長、日本小児科医会の伊藤隆一会長、日本小児保健協会の小枝達也会長による「多職種連携の中での小児科医の役割」をそれぞれのお立場で講演して頂きました。そして3つの特別講演、4つの教育講演、さらに新興感染症対策や不登校対策に関連した2つのシンポジウム、また新しい試みとして現地参加のみの多職種連携特別企画としてASUKAモデル企画、医療機関虐待対応プログラムBEAMS、埼玉県児童虐待対応医療ネットワーク事業企画:虐待対策ワークショップ、小児在宅医療実技講習、彩の国予防接種推進協議会企画、小江戸・こども支援推進協議会企画、小児アレルギーエデュケーター企画など盛りだくさんの企画をオール埼玉のスタッフで行いました。また、小児科学会JPLSコースも開催しました。「市民公開フォーラム」では、思春期の市販薬過量服用(オーバードーズ)問題を取り上げ、市民の皆様への啓発とともに、我々小児科医が知っておかなければならない現状を講演して頂き、議論しました。
現在「市民公開フォーラム」の動画は、参加登録も必要なく、無料でご視聴頂けます。8月末日までが期限となっております。何卒ご視聴下さい。
参加して頂いた方の内訳ですが、全登録者数979名のうち医師774名で、メデイカルスタッフの参加者が、なんと201名にもなりました。多職種連携をメインテーマに掲げた初期の意図は十分に果たせたと感じております。
隣接の大宮パレスホテルで行った懇親会では、自見はなこ内閣府特命大臣をはじめ多くの来賓の方にもご参加いただき、埼玉の地産地消の料理、お酒を片手に和やかに歓談して頂きました。こちらも参加者数183名と、多くの先生方に参加して頂き、ほっとしております。
最後に今フォーラムの準備、運営に携わって頂いた多くの皆様にこの場を借りて深謝申し上げます。 来年神戸で行われます第36回日本小児科医会総会フォーラムが盛況に行われますことを埼玉県小児科医会会員一同、心からご祈念申し上げ、挨拶と致します。
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