〔オンデマンド配信登録募集〕第9回 日本小児科医会小児救急研修会
第9回小児救急研修会のテーマは「小児救急を深める」で、①小児救急疾患の診断学、②学校における心肺蘇生、③小児のけがのファーストエイドの3演題を用意しました。 9月28日にライブ配信を行い録画しました。3演題とも小児救急医療において重要な内容で、大変わかりやすい講義になっています。医会会員の皆様が小児救急医療に携わるときに、是非知っていていただきたい内容です。12月にオンデマンド配信を行いますので、視聴して皆様の小児救急診療を深めてくださいますようお願います。
開催概要
- 開催日
- ライブ配信:2025年9月28日(日)9:00~12:30
(領域講習付与なし) - オンデマンド配信:2025年12月1日(月)~12月14日(日)
(領域講習付与予定) - テーマ:小児救急医療を深める
- 小児急性期外来診療の診断エラーと改善のための対策
- 学校突然死予防のための教員と生徒による心肺蘇生法の啓発
- 子どものけがの初期判断・初期対応について
- 参加費(受講料)
- 日本小児科医会会員:5,000円(うち消費税10% 455円)
- 非会員:7,500円(うち消費税10% 682円)
- 臨床研修医および医学生: 1,000円(うち消費税10% 91円)
プログラム
9:00~9:05
開会挨拶
伊藤 隆一(日本小児科医会会長)
9:05~10:05
小児の急性期外来の診断エラー
【小児科領域講習1単位申請中】
演者:鉄原健一(兵庫県立こども病院総合診療科医長)
座長:小田切徹州(山形市立病院済生館小児科)
(講演要旨)
診断エラーの実態(JPS調査)、認知エラー、システムエラー、Must Rule Out、Red Flag Sign、システム1、システム2、PALSの第一印象と一次評価。
[日本小児科医会小児救急医療委員会から]
診療所での小児の急性期疾患の診断のエラーの分析と診断のピットフォールを示している。PALSの第一印象と一次評価を理解できる。症例提示が豊富で、臨床力アップに役立つと思われる。
10:15~11:15
子どもたちの命を守るために
~ASUKAモデルと小学校からの救命教育の推進~
【小児科領域講習1単位申請中】
演者:桐淵 博(公益財団法人日本AED財団)
座長:小山典久(豊橋市こども発達センター 小児科)
(講演要旨)
ASUKAさんのケース、失神発作例の脈・呼吸判定と心肺蘇生開始判断、有効な安全な蘇生法、教員の意識、保護屋を加えた事後検討、ASUKAモデル作成・教員の救命研修・学生への救命教育とその効果、システム2、PALSの第一印象と一次評価。
[日本小児科医会小児救急医療委員会から]
市民による心肺蘇生の普及における問題点がASUKAさんのケースで明らかになった。ASUKAモデルは小児科医全員が知って、学校における心肺蘇生を向上させる活動を行っていただきたい。小児かかりつけ医活動・園医学校医活動を行う時に必須の知識である。
11:25~12:25
小児のけが~ファーストエイドから診療まで~
演者:植松悟子(国立成育医療研究センター救急診療部 統括部長)
座長:鈴木研史(竜美ヶ丘小児科)
(講演要旨)
子どもの死因における不慮の事故、不慮の事故の中で窒息の経年的改善が遅れている、気道異物の除去法、頭部打撲は外傷の半分、頭部打撲に対するCT検査の判断基準とフォローの仕方、挫創の処置法・湿潤療法の理論と実際、咬傷の抗生剤投与、破傷風予防方針、熱傷の処置法。
[日本小児科医会小児救急医療委員会から]
こどもの事故・けがの臨床統計、理論を示し、医会会員のレベル向上をめざした。気道異物の除去法、湿潤療法の理論と実際、咬傷・熱傷の対応など、小児科医が遭遇する可能性があるこどものけがについて学ぶ。
12:25~12:30
閉会挨拶
田原卓浩 日本小児科医会副会長
参加方法
以下のエントリーフォームからお申し込みください。
https://www.narunia.co.jp/jpa2025_E/
- ライブ配信の参加申し込みは終了致しました。