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2016/09/27

「麻疹の流行におけるワクチン接種優先順位の見解」日本小児科医会 公衆衛生委員会(平成28年9月22日)

「麻疹の流行におけるワクチン接種優先順位の見解」

本年8月以降麻疹の患者が増加し、9月11日までの報告数は115人となっています。
その一方で医療現場ではMRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)の
供給不足が目立ち始めています。
本委員会はMRワクチンは1期・2期の定期接種対象者、特にMRワクチンを
一度も接種していない1歳児を優先して接種すべきと考えます。
一度も接種していない児であっても6か月以上1歳未満の任意接種対象児においては、
周囲で麻疹患者が発生した際に接種を考慮すべきとの見解です。
会員各位におきましては、地域での麻疹発生状況、
MRワクチンの供給状況を十分把握したうえで対応をお願いいたします。

平成28年9月22日
日本小児科医会 公衆衛生委員会