日本小児科医会 子どもの心対策委員会 委員長／太田 文夫 先生

　本年5月18日と19日の2日間に渡り、ナレッジキャピタルコングレ・コンベンションセンター（グランフロント大阪）にて「子どもの心」研修会（前期）が開催されました。両日ともに、およそ500名の参加があり、無事、盛会の中で終了いたしました。

　18年ぶりという久しぶりの大阪開催でもあり、令和という新たな時代のスタートをきる研修会ですので、スタッフともども新鮮な気持ちを保ちながら、ご参加いただく先生方をおもてなしする覚悟で準備して参りました。随所に大阪らしさを散りばめることを意識し、3年前より準備ワーキンググループ（WG）や大阪小児科医会の先生方にご指導やご協力いただき準備してきました。企画の段階から、お世話になりました日本小児科医会の先生方や大阪小児科医会の先生方、またそれぞれの事務スタッフには心より御礼申し上げます。

　また、講師の先生方も心理発達の基礎や心身症から、発達障がいや虐待まで、新たな知見や治療的対応について詳細にご講演いただくとともに、大阪の現状や取り組みなどもわかりやすくご講演いただきました。全体として講師の先生方がさり気なく連携を図っていただき、スムーズで連続性を感じるご講演の流れになったことが印象的でした。

　各方面からのご協力のおかげで、大きなトラブルもなく、前期の２日間の日程を終了できたことを喜ばしく感じますとともに、関係各方面の方々への感謝の念に絶えません。この感謝の気持ちや覚悟を忘れずに引き続き7月の後期研修会も準備していく所存です。よろしくお願い申し上げます。