イベント・研修会情報
2023/10/25
国際研修会報告
「未来の小児医療のために ― 日米の小児医療の違いから学ぶ」
講師：大石公彦先生（東京慈恵医科大学小児科学講座教授）
日時：2023年10月22日 9時50分〜13時（於：ビジョンセンター浜松町）
2023年10月22日（日）9時50分〜13時、ビジョンセンター浜松町にて日本小児科医会主催の国際研修会が開催され、全国から多くの会員に参加していただきました。 「昨年、国際委員会内部研修会で『日米の小児医療の違いから学ぶ』とのテーマで大石公彦教授のお話を聴き、その内容の素晴らしさ興味深さに圧倒された私たち国際委員会委員は、またじっくり聴いてみたい、日本小児科医会の会員の仲間にもぜひ聴いてもらいたいとの思いからこの研修会が企画され、大石先生が快くお引き受けくださり、この国際研修会が実現の運びとなりました」と、まず研修会企画意図が関場慶博業務執行理事から話され、伊藤隆一日本小児科医会会長の開会のご挨拶のあと、田原卓浩日本小児科医会副会長の座長のもと研修会が始まりました。講演内容は下記の通りです。
- 米国の小児医療システム
- 定期健診とSchool Form
- 医療保険制度
- 資格について、卒後教育を含めて
- 新生児スクリーニング
- COVID-19 in New York City
講演は3時間におよび、各トピックごとに活発な質疑応答がなされました。大石先生は27年間にわたり米国で小児医療・研究に携わってこられ、一つ一つのお話が実体験に基づいた内容でしたので、お聞きしていて驚きと感動の連続でした。そして日米間の小児医療の違いについて多くを学ぶことができました。「日米の小児医療、それぞれに良いところがあり、互いに学ぶ点が多々あります。未来を担う日本の子どもたちのためにより素晴らしい小児医療を共に築き上げていきたいものです」との大石先生の言葉が心に響きました。 今回の研修会では、オンデマンド配信へも多くの会員の先生方にご登録をいただいており、準備が出来次第配信を行う予定です。
公益社団法人日本小児科医会国際委員会
業務執行理事 関場慶博
