第13回 日本眼科医会 記者懇談会にてデジタル機器による視力障害について取り上げられました。(2019年2月21日)
記者懇談会発表資料「デジタル機器により生じる視機能の弊害」(2019年2月21日)※日本眼科医会 ホームページより
記者懇談会発表資料「デジタルデバイスの小児および若年者に与える影響」(2019年2月21日)※日本眼科医会 ホームページより
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※以下、米国小児科学会の提言(英文)
AAP policy statement 2016 school-aged
わが国でテレビ放送が開始されてから50年が経過しました。メディアの各種機器とシステムは、急速な勢いで発達し普及しています。今や国民の6割がパソコンや携帯電話を使い、わが国も本格的なネット社会に突入しました。今後、デジタル技術の進歩はこのネット社会をますます複雑化し、人類はこの中で生活を営む時代に進みつつあります。これからもメディアは発達し多様化して、メディアとの長時間に及ぶ接触はいまだかつて人類が経験したことのないものとなり、心身の発達過程にある子どもへの影響が懸念されています。
日本小児科医会の「子どもとメディア」委員会では、子どもに関係するすべての人々に、現代の子どもとメディアの問題を提起します。
「子どもとメディア」に関する5つの提言
総接触時間「2時間以内(目安)」について
一日は24時間です。子どもの生活時間の中で、睡眠時間、食事の時間、園や学校で過ごす時間、友達をおしゃべりや遊ぶ時間などをひくと2時間が限度であろうというのが提言の根拠になっています。その後も学力との関係で、平日1時間以内と4時間以上ではどの教科もきちんとメディア接触時間をコントロールしている子どもの方が有意に得点が高いという結果も出されています。子どもの年齢がいくつなのか、どのような生活をしているのか、そのときの社会状況(オリンピックの中継やサッカーの世界大会など行われていれば2時間以内は守れないかも知れませんがそれはそれでいいのです)基本的に「2時間以内」を「目安」として生活の中に取り入れて欲しいと思います。
◆スマホに子守りをさせないで
リーフレット発送について
例年年3月1日~同年3月31日までの間、リーフレットの発送を一時休止させて頂いております。何卒ご了承ください。尚、当サイトにはリーフレット及び各種ポスターのPDFファイルを掲載しております。当ファイルは内容の編集・加工を行わない事を条件に自由に印刷してお使い頂けます。発送休止期間中にご入用の場合は、ファイルをダウンロードしてご利用下さい。
◆スマホが子どもに与える悪影響や成長の妨げなどを切り口としたポスターを日本医師会と日本小児科医会が共同で制作しました。
日本小児医療保険協議会(4者協)は、日本小児科医会、日本小児科学会、日本保健協会、日本小児期外科系関連学会協議会で組織され、小児医療に関わる問題について定期的に協議を行っています。「子どもとICT、子どもたちの健やかな成長を願って」委員会は、この協議会内に設置された合同委員会の1つです。2015年に当委員会から保護者、教育関係者、医療関係者、保育関係者、ICTの開発・普及に携わる事業者及びこの分野の研究者に向けての提言を発表しています。